ベッカーズのペコちゃん、笑顔で頑張る

私がよく訪れるハンバーガーショップに、「不二家のペコちゃん人形」にそっくりの若い女性店員さんがいます。目がパッチリと大きく、なによりホッペタがリンゴのように赤いところが、まさに「ペコチャン」です。いつもニコニコして、お客さんにハキハキとした声で話しかける姿がとてもさわやかです。

若い男性の店員さんも、カウンターで客の応対に当たっているのですが、どうも、男性というのは、恥ずかしがり屋なのか、単に声が小さいだけなのか、声がほとんど聞こえてきません。(別にだから、感じが悪いとかそういう意味ではありませんが)。尤も、男性がカウンターでやたらニコニコしてたら、それはそれで、お客さんは少し引いてしまうかもしれませんね。やはり、女性の明るい自然な笑顔というのは、誰にとっても好感されるという意味で、この世に欠くべからざるものかもしれません。

仏教には、和顔施(わがんせ)という教えがあり、誰に対してもやさしい笑顔をもって接することの尊さを説いています。それは本人が意図せずして、他の見知らぬ人の心をほんの少しでも明るくする力に溢れた行為であるとも思います。年齢であれ、性別であれ、国籍であれ、立場の違いであれ、この世に存在する一切の違いを超越して、人の笑顔は美しい。年を重ねるにつれて、そう思うようになりました。

もし、近所の人と挨拶を交わすときも、何となく無言で頭を下げているだけなら、明日からでも、少し顔を上げ、はっきり声に出して、笑顔で挨拶してみませんか。きっと、その日一日が、それまでより、格段にいい気分で過ごせること請け合いです。

最初は少し気恥ずかしく、勇気がいることかもしれません。また、自分がそうして笑顔で挨拶しても、相手は、あなたが期待したほどには親しみを込めて挨拶を返してくれはしないかもしれません。そんな態度に出られると、報復的に自分も知らん顔したくなる気持ちは十分わかります。しかし、それでも自分は相手の出方に左右されることなく、自分から明るい声で笑顔で挨拶することを実践してみてください。じきに、それはアナタの第二の天性となり、自分が一回り大きくなった実感をもつことができると思います。
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