新築一戸建てを買って10年の保証があって良かった

木造住宅を新築で購入して12年程になりますが、入居して3年程経つとベランダからキノコが生え、施工会社に修繕をお願いし、次の年にもキノコが生え、また修繕をお願いしたけどまた次の年にもキノコが生えるので、かなり不信感をもっていたら、9年目に近所の人から「家の塀が傾いているよ」と教えて頂いたので、住宅の瑕疵を調べて貰える建築士さんを友達に紹介して貰い調べると、建築基準法を満たしていない箇所があり、施工業者と話し合いをしました。

最初は私が電話で問題の箇所を相談する形で話をしていましたが、言い訳ばかりでまともに取り合って貰えず、私が依頼した建築士さんの名前を出して、施工業者と私と私が依頼した建築士さんの三者で話し合いをする事になると、内装の中の防火ボードが基準値に達していない物を使用していたり、色々と問題が発覚して、半年ほど話し合いを重ねた結果、1か月程我が家の荷物を全部出して、内装を全てやりかえる事になりました。
引っ越し費用は勿論の事、損害賠償も頂きましたが、私が依頼した建築士さんによると、「まだ良心的な施工会社だと思いますよ。問題になっている箇所を認めずに裁判になっているケースは結構ありますよ。」との事でした。

家を建てている時に、施工会社とは別の第三者の建築士さんに管理をお願いしていたらこんな大変な事にならなかったのかな?と凄く後悔しました。
ただ、9年経っていたので、クロスやフローリングも少し傷んでいたのですが、内装を全てやりかえて頂いたので、新築のように綺麗になりました。
耐火ボードの厚みが基準を満たしていなかったので、やり替えた後、部屋の大きさが少し狭くなった影響で、障子がちゃんと重ならなくて、新たに作り替えて貰ったりもしました。
住宅は本当に高い買い物なので、ちゃんとした施工会社を選ばないと、耐火ボードとか内装の中の部分は建ててしまうと本当に見えないので、怖いなと思います。

まだ家を建てていない友人が「新築一戸建てを買おうと思ってる」と相談してきた時は、「施工会社以外に絶対自分が依頼した建築士さんに建築してる現場の事見て貰った方がいいよ」とはアドバイスするようになりました。
家を買う時は、ウキウキして新居に移った様子を夢想しますが、安全・安心を最優先に冷静にならないといけないなと思います。
住宅の10年保証があって本当に助かりました。

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