友人といっしょにフェイクスイーツ作り

大学卒業後に地元に戻り、実家の近くで事務の仕事をしたあとに結婚して、いまは主人と二人で暮らしています。
田舎なので、パートの無い時間は実家で母と昼食を摂ったり、近所のスーパーに出かけたり、図書館で借りてきた小説を読んだりしています。
働いているころは忙しくて充実していましたが、自分の時間を確保することが難しく、体調を崩してしまうことがしばしばあったので、こういう暇な結婚生活がけっこう気に入っています。

先日、大学のころの友人が訪ねてきてくれました。
彼女はわたしの住む街から電車で30分ほどの場所に住んでいて、都会でキャリアウーマンとしてバリバリ働いている素敵な女性です。
日々の仕事にやりがいを感じている一方、疲れがたまってきたら必ず一人だけで趣味に没頭する時間をつくっていると言っています。
彼女は学生だったころから手先が器用で、簡単なキーホルダーくらいならすぐに作ってしまうんです。
わたしも、スマートフォンに変える前は、彼女が作ってくれたストラップを携帯電話につけていました。
そんな彼女は現在、フェイクスイーツ作りにはまっているようで、わたしの家に遊びに来るがてらいっしょにフェイクスイーツを作る約束をしていたのです。

わたしは彼女と違って、手先が器用なほうではありません。
昔から絵を描くのは好きでしたが、工作となるとてんでダメでした。
彼女と作ることにしたのは、ドーナツのフェイクスイーツ。
なんとなく、粘土で作るんだろうなという程度の知識しかありませんでした。
材料は彼女が用意してくれ、リビングのテーブルの上で、お互いの近況報告をしながらの作業が始まりました。

まずはドーナツの生地作りからです。
粘土に黄色と茶色の絵の具を混ぜ、丸めたものを指で潰します。
今回は小さめのドーナツを作るので、粘土は本当に指先くらいの量しかありません。
ドーナツの穴はストローを使い、いらなくなった歯ブラシで生地をゴシゴシとこすりました。こうすることで生地の表面が粗くなり、よりリアルになるらしいです。
彼女の持ってきてくれた塗料で焼き色を付け、デコレーションしたらあっという間にドーナツが完成しました。

できあがったものを主人に見せると、「不器用なお前にしてはよくできてるな」と高評価。
日中に暇な時間を過ごすための趣味が一つ増えて、ごきげんな私です。

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