眼瞼下垂手術で今ではぱっちりな目に

1年前、知り合いに「眠いの?目が下がっているように見えるよ」と言われたのがこの病気を知るきっかけになりました。それまで少し腫れぼったい奥二重に少なからず悩んではいましたが、さほど気にしたことはありませんでした。

知り合いにそう言われてから少しずつ自分の目を気にするようになりました。インターネットで調べて症状が当てはまったのが《眼瞼下垂》という病気。おでこを押さえて動かないように固定しそのまま目を開けるという簡単な自分で行えるチェックを行ってみました。結果は全く目が開かない。不安になった私はすぐ眼瞼下垂の手術に力を入れているという形成外科を受診。

自分でも行った簡単なチェックよりも詳しく、何センチ瞼が下がった状態なのか、どのくらい危険な下垂具合なのか検査していただきました。数日後検査結果が出たとのことで再度病院を受診。先生から告げられた結果はやはり眼瞼下垂症。それも重度。今まで目を開けられていたのはおでこの筋肉を使っていたからであって、実際瞼の筋肉はほとんど活用できていなかったのです。それどころかさらに詳しく検査をすると瞼の筋肉が、目を開ける際に本来繋がっていなければいけない板のようなものから剥がれているとのこと。すぐに手術となりました。

まず私が行ったのはおでこにボトックス注射というものをうつ方法。これは特殊なボツリヌス菌を使って筋肉の動きを止める方法です。私のようにおでこの筋肉を何年にも渡り使い続けたことで本来の瞼の開き具合が分からなくなっているだけでなく手術の結果にも左右してくるとの説明があったため一番始めに施術していただきました。おでこに十数本の注射をうち終了。感覚としてはおでこが麻痺しているような状態でした。

それからボトックス注射の効果が最大に現れる二週間を待ちいよいよ手術です。実際私は両目とも眼瞼下垂と診断されていたため手術時間は合わせて4時間近くに及びました。電気メスと何本もの麻酔を使い手術しました。麻酔は効いているため痛みはほとんど感じないもののやはり目ですから恐怖の方が大きかったのを覚えています。

今何をされているのか、自分の目はいったいどうなっているのか不安な4時間を手術台の上で過ごしました。終わって一安心すると麻酔の効果はほとんどなくなり今度は激しい痛みに悩まされました。数日間の痛み止めを処方され、傷口が乾かないようにと軟膏も渡されました。手術後初の自分の顔はまるでお岩さんのようでした。晴れ上がった瞼と内出血の痕は自分のことながら痛々しかったです。

それから二週間ほどで抜糸。今では傷口も落ち着き日常生活には特に支障はありません。それどころかこんなに目が開くのかと感動する毎日です。
今まではこの病気のためか頭痛や肩凝りに悩まされていたこともありましたが、今は大だいぶそのような症状は減っているように思います。先生いわく傷口が完全に落ち着くのはもう少しとのことでしたので気長に待ちつつ生活していこうと思っています。

眼瞼下垂手術は失敗する事も多いようなので、事前にネットで評判などをよく調べて医院を決めた方がいいとおもいます。

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